2024-03-22
ピアノで「歌う」ってどういうこと?①
音楽のレッスンを受けたことのある人なら、一度は言われたであろう
「もっと歌って弾いて」というアドバイス。
わたしもたまにレッスンの中で使う表現ですが、初めて伝える場合は
必ず解説をつけ足しています。(…よね?笑)
わたし自身はこれを初めていわれたとき、混乱した記憶があります。
ピアノは声も言葉もないのにどうやって歌うの?
実際に自分の声を出して歌うということ?
それとも声に出さず心の中で歌って弾くということ?
…などなど色々なことを考えました。
実際のところ、この「歌う」はもう少し奥が深いかもしれません。
レッスンでは生徒さんの状態に合わせて少しずつお伝えしていますが
わたしなりの理解を一度文章にしてまとめてみようと思います。
(少し長くなりそうなので、今回の記事を①としました。)
「歌う」とは、イントネーション(抑揚)をつけること
音楽も言葉と同じで、抑揚があります。
「ありがとう」の一文字ずつを同じ音の高さ、速さ、リズムで言うと
ロボットみたいになってしまいます。
標準語であれば「り」アクセントがあって、音の高さは「あ」から
「り」にかけて少し高くなり、その後は自然と低くなっていきます。
うれしい気持ちが強かった場合や感謝を伝えたい気持ちが強いときは
「ありがとう~!」というように語尾が伸びたりするかもしれません。
音楽も同じで、自然なまとまりと抑揚や方向性があります。
それを見つけるには、音楽の構造を紐解くことが大切です。
ということで、次回に続きます~。
今日の一曲
卒業シーズンということで、「旅立ちの日に」(YouTubeリンク)。
この曲を聞くと10代の頃のあんなことやこんなことを思い出します。
あのころからどれだけ成長したのでしょうか。
10代の頃に想像していた30代って、もっと大人だったはずだけどな…
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