私たちは誰でも、知らず知らずのうちに身についた習慣や癖があります。
習慣や癖は必ずしも悪いものではありませんが、それが不必要な緊張や間違ったつかい方だった場合、心身に影響を与えてしまうことがあります。
無意識の習慣とは、刺激に対する行動・思考の反応パターンと言い換えることもできます。この反応パターンが過剰だったり不適切だったりすると、無意識のうちに必要以上の負荷をかけ続けることになってしまいます。
しかし、無意識の習慣は本人にとっては普通のことなので、気づくことはなかなか難しいのです。
アレクサンダーテクニークでは、そのような無意識の習慣や反応に注意を向け、それをやめていくことで、自然で無理のないからだのつかい方を学びます。
レッスンではどんなことをするの?
アレクサンダーテクニークのレッスンは、基本的には教師と生徒の1対1で行われ、主に椅子を使ったチェアワーク、テーブルや床を使ったライダウン(lie down : 横になる)ワークを行います。
立つ・座る・横になるなどの日常のシンプルな動作の中で、まずは自分がしていること(あるいはしていないこと)・いま起きていることを観察する体験を積んでいきます。教師は、生徒自身の気づきと変化を促すために触れたり(ハンズオン)、言葉かけをします。
また、基本的なワークに慣れてきたら、応用として実際に楽器の演奏やダンスなど自分の課題に取り組んでいくこともできます。最終的には、生徒が自分自身でアレクサンダーテクニークを生活や表現の場で実践することが目標です。
どんな人に有効?
どんな人にも有効です。
演奏家や俳優、バレエやダンスなどのパフォーマーはもちろん、スポーツをする方、お仕事をされている方、育児をしているお父さん・お母さん、慢性的に疲れを感じている方、健康に興味のある方など…職業や年齢にかかわらず、あらゆる方にレッスンを受けていただけます。
また、お子さんの姿勢やからだのつかい方が気になるという方もお気軽にお問合せください。(お子さんの場合は小学生以上を対象としています。)
アレクサンダーテクニークは原理がシンプルなので、さまざまなことに応用でき、どんな時もどんな場所でも実践することができます。
★当教室では、成人男性の方のレッスンは、ご紹介の方のみとさせていただいております。