自分を客観的に見ることで得られること

レッスンの際、生徒さんたちによく質問をします。
その中でも特に意識的にしているのが、

「今の自分の演奏どうだった？」
「次はどんなアイディアでやってみようか？」

といった質問。

「どう」とか「どんな」という問いに対して
自分の言葉で答えるのはけっこう難しいことでもあり、
質問の仕方によっては大人でも戸惑うかもしれませんね。
年齢が低い生徒さんや、質問されることに慣れていない生徒さんには
質問の形を変えて聞いています。
もちろん最初は答えられなくても大丈夫。

この質問をする目的としては、
先生からのアドバイスを聞くことだけでなく、自分自身を客観的に見る視点が
学びを大きく発展させてくれると考えているからです。
質問されることで、今まで意識にあがっていなかったことを再認識したり、
自分で課題を見つける力、その課題にぶつかった時にどう取り組むかを
考える力につながっていきます。

レッスンの中でできることは小さなことですが、その小さな経験が
いつか生きる力の一部になっていってくれたらうれしいなと思います。

今日の一曲

これまでクラシック曲ばかりでしたが、今日はミュージカルから。
CATSの「Memory」(YouTubeリンク)です。
作中の中で同じ曲を２人（２匹？）の登場人物によって2度歌われ、
シーンが進むにつれて１度目と２度目に歌われる曲の意味合いが変わっていきます。
最近ミュージカル観てないな…行きたいな～